2007年11月15日木曜日

アルバム・ジャケットを見直す。その3。

アルバム・ジャケットを見直す。その3。


泣く子も黙るべき存在のジャズの神様である、
マイルス・デイヴィス。
70年代、80年代は電子楽器を使ったアルバムを、
多数、発表した。

電子楽器をつかったジャズのことを、
「フュージョン」と言うらしい。
専門的なことは、知らないが、
ジャズは、電子楽器を使うと、
なぜか生楽器より、迫力や凄さが半減する。
凄いことをやっているのに、迫力がなくなる。
















Miles Davis
Tutu (1986)

このジャケットは何でしょうか。
下手したら、四角い顔の人に見えるおそれがある。
だが、よく見なくても、マイルス・デイヴィスの顔です。
ファンにとっては、とってもありがたい、お顔。

やっぱり、これも表に文字はありません。
「この顔が文字であり記号であり象徴である。」とでも言いたげな顔。
でも、やっぱり、泣く子が黙りそうな迫力があります。
レコードサイズだと、どんなことになっていたでしょうか。

このアルバムは、「フュージョン」です。
当たり前な話だが、
そこらへんの「フュージョン系」と一緒にしてはいけない。

電子楽器を多数つかっているので、音が軽く感じられて、
ジャズを知らない人が聴くと、
ただのBGMになるかも知れないが、
よく聴くと、すごいことをやっているアルバムだ。
ていうか、
「ジャズのすごい人が、
 聴きやすいかっこいい曲を、
 一般の人のために作った」
という感じか?
でも、やっていることは、すごいです。

このアルバムだけでなく、
マイルス・デイヴィスのアルバムは、すべての曲が、完成度が高い。
電子楽器の音と生楽器の音が、
違和感なく混ざり合い、リズムを成し、曲を成す。
すべての曲に、明確なビジョンがあり、存在感がある。
ほんとうに、すごい人なのだ。

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