殺人狂時代(1967年)
監督:岡本喜八
主演:仲代達矢
ズバ抜けたセンスがサクレツしている、この映画。
「映像」と「演技」と「編集」が、すべて、
「テンポとキレが良い!」
とにかく、かっこいい。
そんな映像のマジックか、時代が一周したのか、
映画の中の服装、髪型や建物に、ぜんぜん古臭さを感じない。
なんか、かっこいい感じがする。
ストーリーもシュールで、むしろ今より、はるかに「ブッ飛んでいる」。
まあ、今のドラマや映画は「センス」より「資本主義」だから、くらべてはいけないし、
この映画も製作当時は、東宝のお偉いさん達に理解されなかったらしい。
「わかりやすさ」を、かんがえると確かに、「やりすぎちゃった?」感じがするかも。
普通の人には、難しいんですかね、どうなんでしょう。
この映画の、もうひとつの見所は、役者のすごさ。
仲代達矢は。ヌボーっとした大学講師と、
すらっとした殺し屋(?)の二役(?)を演じている。
その二つとも、キャラクターが完成していて、
年齢が6歳くらい違って見えたりする。
とぼけた演技も自然で、安心して笑える。
彼の、おとぼけ役は、映画ではあまりないと思うので、
これも一見の価値あり。
少しストーリーは難しいところはあるが、
すばらしいセンスと迫力と楽しさのある作品。
こんな映画を40年前に撮っている、岡本喜八を、
純粋に「すごい」と尊敬します。
以下は、だそく。
天本英世は、
日本語よりドイツ語の演技のほうが、かっこよくみえたりする。
それでいいのか?
尋問のシーンで、
天本英世と滝恵一(?)の「すごい顔」の二人に詰め寄られている、
外人さんはかわいそうだ。
みているほうは笑えるけど。
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