椿三十郎 1962年
監督:黒澤明
出演:三船敏郎、仲代達矢
名前と年齢が不明で、薄ら汚いが、めちゃ強い浪人(三船敏郎)が、
若気の至りで悪代官に、まとめて始末されそうな、10人くらいの若者たち(加山雄三とか)を、助けようと奮闘する映画。
「用心棒」(1961)の続編。
前作と同じく、最初から娯楽作品として企画されたもので、
公開当時も大ヒットした作品。
当然、今観ても十分面白い。
「続編」といっても
前作との話のつながりは無く、
いきなり、これから観ても何も問題は無い。
黒澤映画のなかでは、一番わかりやすく、楽しみやすい作品です。
なんか、最近、間違いがあったらしく、
以下、愚痴っぽかったりします。すいません。
まあ、今の映画と、当時の映画を比べるのが間違っているわけだが。
当時は、日本映画の全盛期。
スタッフや役者も充実している。
ましてや、黒澤明の全盛期の作品。
今の映画がかなうわけが無い。
黒澤明の、撮影に対するこだわりはすごく、思い描く画を撮るために、
撮影に使う椿は、本物の椿から花を1個1個、とってきて、
撮影用の木の枝に、1個1個、正しい位置に付けたり、
色をきれいに撮るために、毎日、1個1個、色を付けたり、
なんか、とても大変だったらしい(スタッフが)。
また、黒澤明が、撮影の毎回、チェックし、修正するらしい。
上の話は、文字で読むには、「へぇー」で終わるが、
映画をみると、「たいへんだったんだろうなぁ」と実感できる。
黒澤明は、当時、そこまでこだわって撮影していた。
「当時の映画に、今の映画がかなうわけ無いだろう」などと言っては、失礼だろうが、
オリジナルに、リメイクは、かなうわけが無い。
猿真似は、どんなに金をかけても猿真似だ。
一、映画ファンにとって、リメイクは、オリジナルに対しての冒涜にしか思えない。
余談だが、リメイクの「わりと良い出来じゃない?」という例の、
ヒッチコックの「サイコ」のリメイク(1998)も
「ゴールデンラズベリー賞」(最低な映画のためのアカデミー賞)の、
「最低リメイク賞」と「最低監督賞」を受賞している。
もっと余談だが、
三船敏郎や、仲代達矢、志村喬、藤原釜足、伊藤雄之助たちにかなう役者が、
今、いるだろうか。
何が言いたいかといえば、
リメイクを観る前に、オリジナルを観たほうがいい。
それだけ。
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